みなさんは「サウナマット」というものをご存じでしょうか?
サウナマットとはサウナ内のベンチに敷いてあるマットのことで、ここではそのサウナマットの特徴や役割などを紹介していきます。
サウナマットとは?特徴と効果を紹介
クッションとしての役割
サウナは、木製の硬いベンチで構成されているため、長時間座っているとお尻や腰などに痛みを感じることがあります。そこで、サウナマットはベンチの上に敷くことで、クッションの役割を果たし、体への負担を軽減することができます。また、マットは柔らかい素材でできているため、快適に過ごすことができます。
吸水と衛生面の維持
サウナでは、高温多湿な環境で汗をたくさんかくため、床面に汗がたまってしまうことがあります。このため、サウナマットは、汗を吸水する機能があり、床に汗が落ちることを防ぐことができます。また、マットは洗濯が可能であり、定期的に交換、洗濯することで多くの人が使うサウナを衛生的に使用することができます。
直接肌が触れない
サウナのベンチは高温なため、直接肌が触れるとやけどをする危険性があります。このため、サウナマットをベンチに敷くことで、直接肌が触れることを防ぐことができます。また、マットは滑りにくくなっているため、安心して使用することができます。
サウナマットの種類
サウナ施設が用意しているサウナマットは一般的に綿でできた黄色いマットです。
これは他の利用者と共有になっていることがほとんどで、他の人が座った後に自分が座るのに抵抗がある方や濡れているサウナマットに座りたくない方は自分専用のマイサウナマットを持参するのが良いでしょう。
自分専用のサウナマットには大きく分けて3種類あり、それぞれの特徴を紹介します。
- 発泡ポリエチレン
- 綿100%
- 綿+麻(リネン)
発泡ポリエチレンのサウナマット
一つ目は発泡ポリエチレン素材のものです。
ビート版のような素材のタイプです。
メリット
- 値段が安い
大量生産されており、中国製のものも多いため価格は非常に安いです。
数百円~千円未満となっているものが多いです。
- 速乾性が高い
発泡ポリエチレンは水を吸わないのでお手入れが非常に簡単です。
使用後は水で流して拭き取れば良いだけなので、お手入れの手間は少ないでしょう。
デメリット
- 肌触りが悪い
発泡ポリエチレンは布のような質感はないため肌触りはよくありません。
サウナでは直接肌が触れるので気になる場合があります。
- 耐久性が低い
発泡ポリエチレンは傷がつきやすく修復することも難しいです。
傷ができた場合はそこに雑菌が発生しやすくカビが生えたりする可能性があります。
価格が安いのである程度使用したら使い捨てるというのもありです。
- 携帯性が悪い
ある程度折り畳めるものは多いのですが、縮めたり圧縮できたりするわけではないので体積は変わらず一定のスペースがどうしても必要になります。
サウナに行く際はできるだけ荷物を小さくしたいと思いますので携帯性としては低くなります。
評価
肌触り:★
速乾性:★★★
耐久性:★
携帯性:★
価格 :★★★
綿100%のサウナマット
サウナでよく見かける黄色のマットはほとんどが綿100%のものとなっています。
発泡ポリエチレンとは性質上、真逆の特徴を持っているといえる製品になっています。
メリット
- 肌触りが良い
やはり綿素材は衣服などにもよく使われていることから肌触りは抜群に良いです。
特に説明することはないですが発泡ポリエチレンと比較するとあきらかに優れています。
- 携帯性が高い
綿素材は自由に折りたためる上に形状も自由がききやすいので持ち運びが非常に楽です。
水を吸うと少し重くなってしまいますが、発泡ポリエチレンと比べれば携帯性は高いといえるでしょう。
デメリット
- 速乾性が悪い
サウナで使用する場合はどうしても水を吸ってしまいます。洗濯は容易ですが、干すことが必須になりますので乾くのに時間がかかってしまいます。
評価
肌触り:★★★
速乾性:★
耐久性:★★
携帯性:★★★
価格 :★★
綿+麻(リネン)のサウナマット
最後は綿と麻(リネン)を合わせた素材で作られるサウナマットです。
基本的には綿100%のサウナマットと同じような特徴ですが、デメリットを極力なくしたような製品になります。
リネンの特徴は吸水性、耐久性、速乾性となっており、綿の弱点を克服した素材になっております。
メリット
- 肌触りが良い
綿100%と同様肌触りは抜群に良いです。
リネンは少しだけ綿より硬い特徴を持ちますが、使用すればするほど柔らかくなる特徴もあります。
さらに、綿素材も使われているので気になるほどの違いはないでしょう。
- 速乾性が高い
リネンの特徴である速乾性も高いため、綿100%のものと比べて乾きやすいです。
速乾性は臭いや雑菌の繁殖も抑制するので清潔に長く使うことができます。
- 耐久性が高い
リネンは丈夫な素材のため、繊維が切れたりすることが少ないです。
耐久性が高いリネン素材を合わせることで何年も使用することができます。
- 携帯性が高い
こちらは綿100%と同様です。
自由に折りたためるため形状も自由がききやすく持ち運びが非常に楽です。
水を吸うと少し重くなってしまいますが、やはり発泡ポリエチレンと比べれば携帯性は高いです。
デメリット
- 価格が高い
綿+リネン素材は特注で作っているところもあり。価格は他の素材に比べ高くなっています。
評価
肌触り:★★★
速乾性:★★
耐久性:★★★
携帯性:★★★
価格 :★
総合評価
サウナマットには素材によるそれぞれの特徴がありますので、自身に合った製品を選択するのがベストでしょう。
しかし、サウナにそこまで詳しくなくどれが良いかわからないという方には「綿+麻(リネン)のサウナマット」をお勧めします。価格は高めですが、1枚持っていると長く清潔に使用することができるので、コストパフォーマンスは間違いなく高いを言えます。
おすすめ商品
以上のように、サウナマットには、サウナ内で快適に過ごすための機能がたくさんあります。サウナマットを使用することで、快適に過ごすだけでなく、衛生的に使用することができるため、サウナ愛好家には欠かせないアイテムとなっています。